優れた粘靭性と適度な磨耗性を兼ね備えた
ブラケットベース築盛のためのレジン誕生
製品特長
従来のコンポジットレジンにはない粘靭性
強さとしなやかさを兼ね備えた特性により作業模型から安心してブラケットベースを取り外すことができます。
ボンディング後は適度に磨耗
ボンディング時にはポジショニングするために咬頭などを覆うエクステンション部分もセット後の咬合干渉時には適度に磨耗するユニークな設計。
エナメル質へのより安定したボンディングが可能
コモンベースのレジン面が歯面を覆うことにより接着面積が増し、安定した高い接着力を発揮します。また、グラスアイオノマー系ボンディング材と組み合わせることにより防湿の難しい部位にもご使用いただけます。
低粘度タイプ(LV)、高粘度タイプ(HV)の2種類をラインナップ
薄く伸ばしながらエクステンション部位を作製するのに適した低粘度タイプ(LV)と、作業模型とブラケットベースのスペースを確実に埋めることができる高粘度タイプ(HV)の2種類を用途に合わせて使い分けることができます。
技工ステップ
コモンベースレジンHVをブラケット/チューブのベース面アンダーカットに入り込むように塗布します。
ブラケット/チューブをソーピングした作業模型上で適正な位置にポジショニングします。
光照射をして模型上でブラケット/チューブの位置を固定します。
コモンベースレジンLVを模型上に追加し、探針を使用してエクステンション部分を作製します。
エクステンションはブラケット/チューブが近遠心かつ垂直方向に安定するように作製します。
レストは垂直的位置を確実に規定できますが、対合歯との干渉を避けるように留意します。
エクステンションの築盛が終わったら2方向以上から各20秒間の光照射を行います。(ハロゲン照射器の場合)
完成したコモンベースを慎重に作業模型から撤去し、再度、適合状態を確認します。
臨床ステップ
接着歯面を十分に清掃し、オルソリーグラスボンド ジェルコンディショナーによる歯面処理を行った後、オルソリーグラスボンドをコモンベースに塗布します。
スパチュラなどを用いてオルソリーグラスボンドを薄く均一にのばします。
補綴処置されている部位にはサンドブラストおよび各種プライマーを用いて前処理を行います。コモンベースを探針で静かに圧接すると適切な位置に誘導されます。余剰なオルソリーグラスボンドは探針で除去します。
前歯部も同様のステップでボンディング操作を行います。
色々な矯正装置に使える「KommonBase™」の臨床応用例
(症例1)形態異常歯へのチューブの装着
(症例2)固定式リテーナー
(症例3)トランスパラタルアーチ
(症例4)ペンデュラム装置
製品仕様
KommonBase RESIN LV クリア
<色調>
クリア
<包装>
コモンベースレジン 2.7g(2mL) 2本
フィリングチップIIIプラスチック 4個
フィリングチップ用キャップ 1個
管理医療機器 歯科矯正用レジン材料 223AABZX00071000
KommonBase RESIN LV ピンク
<色調>
ピンク
<包装>
コモンベースレジン 2.7g(2mL) 2本
フィリングチップIIIプラスチック 4個
フィリングチップ用キャップ 1個
管理医療機器 歯科矯正用レジン材料 223AABZX00071000
KommonBase RESIN HV クリア
<色調>
1色=クリア
<包装>
コモンベースレジン 2.7g(2mL) 2本
フィリングチップIIIプラスチック 4個
フィリングチップ用キャップ 1個
管理医療機器 歯科矯正用レジン材料 223AABZX00071000